昨今、なにかと話題の仮想通貨。その価格の変動がニュースに取り上げられ、多くの人々に仮想通貨の存在が認知され始めました。
しかし、多くの人々は仮想通貨を投資対象としか見ていないため、通貨としての本来の役割を果たしていません。
確かに仮想通貨は、投資対象として魅力がありますが、それ以上に通貨としての魅力もあります。
今回は、より仮想通貨を知ってもらうために、仮想通貨の種類をテーマに見ていきます。
仮想通貨の種類数はどれくらいあるのかとともに、日本国内の取引所で購入可能な仮想通貨の種類一覧とおすすめ銘柄の特徴を分かりやすくまとめました。
これから、ますますの発展が予想される仮想通貨を今のうちに詳しく知っておきましょう。
仮想通貨の種類数はどれくらいある?
皆さん、仮想通貨はどれくらい種類があるかご存知でしょうか?
今もなお現在進行形で増え続けているのですが、2018年時点での仮想通貨の数は…
なんと1500種類以上あるとされています!
そうなると仮想通貨をこれから始めようとしていた方からすれば、どのコインを選べばいいか分からないですよね。
しかし、たくさんの種類がある仮想通貨ですが、ほとんどの方がメジャーな仮想通貨にしか購入していません。
それらのコインさえ覚えておけば、他のコインの存在を知らなくても大丈夫です。
仮想通貨は大きく4種類に分類できる
そもそも仮想通貨は銘柄ごとに分類する前に、ざっくりと
- ビットコイン
- アルトコイン
- 草コイン
- 詐欺コイン
の4種類に分けることができます。
ビットコイン
ビットコインは言わずと知れた仮想通貨の代表的コインです。
ビットコインと言うと、仮想通貨自体のことだと思っている方もいるほどです。
ビットコインはビットコインであり、仮想通貨でもあります。
つまり、ビットコインは1つの仮想通貨にすぎません。
ただし、ビットコインは仮想通貨の初代であり、唯一のオリジナルです。
参考仮想通貨やビットコインとは何か?仕組みや特徴をわかりやすく解説
アルトコイン
アルトコインはビットコイン以外の全ての仮想通貨のことを指します。
イーサリアム、リップル、ネム、ライトコイン、ビットコインキャッシュなどのコインのことです。
ビットコインキャッシュはビットコインの仲間のような気がしますが、全く別物(厳密にいうと違いますが…)のアルトコインです。
仮想通貨の目的は、既存の問題を解決することです。
問題解決に向け、日々様々なアルトコインが誕生しています。
多くの仮想通貨には、ビットコインをシステムを基盤に作られています。
ビットコインにはないシステムを搭載するアルトコインには、新たな可能性を感じてしまいます。
草コイン
草コインは一般的にメジャーでないアルトコインのことを指します。
以前はシットコイン(意味:くそコイン)と呼ばれていましたが、イメージが悪いので、草コインに変更されました。
草コインはメジャーなアルトコインに比べて、発展性が乏しいです。
先ほども述べた通り、本来の仮想通貨は既存の問題を解決するために作られています。
しかし、昨今の仮想通貨ブームにより、お金儲けだけが目的の人達が仮想通貨を作るので、何の魅力もないコインが誕生しています。
そんな草コインでも、お金儲けのために仕組みを理解していない人が購入するため、価値はどんどん上がっていってしまいます。
もちろん、草コインの中にも魅力のあるコインがありますが、見つけ出すのはなかなか難しいです。
参考草コインとは|おすすめの取引所と将来性有望な仮想通貨の買い方・探し方
詐欺コイン
詐欺コインは草コインと同様に、メジャーでないアルトコインのことですが、呼び名で分かる通り、金銭を騙し取る目的で作られた悪質なコインです。
アルトコインのほとんどが詐欺コインと言われています。
詐欺コインにはくれぐれも気を付けて下さい。
私の経験からいうと、ネットワークビジネスなどに関与している人から紹介される可能性が高いです。
日本国内の取引所で購入可能な仮想通貨の種類一覧
仮想通貨は1500種類以上あるので、全てを紹介することはできません。
そこで日本国内において金融庁に認可されている仮想通貨取引所が取り扱っている信頼性の高い仮想通貨だけを一覧にしてみていきましょう。
2018年現在、日本国内の仮想通貨取引所で購入できる仮想通貨は下記の20種類です。
仮想通貨
トークン
- フィスココイン(FSCC)
- ネクスコイン(NCXC)
- カイカコイン(CICC)
- カウンターパーティ(XCP)
- キャッシュ(QASH)
- ザイフ(ZAIF)
- ビットクリスタルズ(BCY)
- ストレージコインエックス(SJCX)
- ぺぺキャッシュ(PEPECASH)
- ゼン(Zen)
- コムサ(CMS)
仮想通貨の中には詐欺的なコインが混じっていたり、セキュリティ面が弱いコインがありますので、上場の時に金融庁がチェックしています。
上記の20種類の仮想通貨は金融庁が認可しているので、詐欺コインは一切なく、実用性という意味でも期待されているものばかりになります。
ただ取引所自体へのサイバー攻撃などで盗まれるリスクは0とは言えません。
仮想通貨を始める際は、リスクを覚悟で、なるべくセキュリティが万全な取引所を利用して投資するようにしましょう。
各銘柄はどこの取引所で取り扱いがある?
上記で日本国内の仮想通貨取引所で購入可能な仮想通貨を紹介しましたが、どこの取引所で取り扱いがあるのか知りたいところですよね。
以下、主要どころの取引所との対応関係を表にまとめたので参考にしてみてください。(スマホの方は横スクロールで見れます。)
BTC | BCH | ETH | ETC | XRP | LTC | MONA | XEM | LISK | トークン | |
bitFlyer | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
Zaif | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10種類 | ||||
bitbank | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
DMM Bitcoin | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
GMOコイン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
BitTrade | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
BITPoint | ○ | ○ | ○ | 〇 | 〇 | |||||
QUOINEX | ○ | ○ | ○ | 1種類 |
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)はほぼ全ての取引所で取り扱いがあります。
ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)は、手数料の安いBITPointかbitbankかBitTradeで購入するのがおすすめ。
ネム(XEM)と各種トークン(QASH以外)はZaifにしか取り扱いはありません。
リスク(Lsk)は、ビットフライヤーでしか取り扱いがありません。
キャッシュ(QASH)は、QUOINEXでしか取り扱いがありません。
金融庁に登録済みの仮想通貨交換業者一覧
大手仮想通貨取引所・コインチェックから、約580億円相当のネムが流出したことは記憶に新しいと思います。
コインチェックのセキュリティの甘さに憤りを感じた人は多いのではないでしょうか?
投資をする上でリスクは付きものなので、お金を預ける取引所は慎重に選ぶべきです。
下記に金融庁から認可された仮想通貨取引所を掲載しています。
2017年9月29日に発表された仮想通貨交換業者登録一覧
- 株式会社マネーパートナーズ
- QUOINE株式会社
- 株式会社bitFlyer
- ビットバンク株式会社
- SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社
- GMOコイン株式会社
- ビットトレード株式会社
- BTCボックス株式会社
- 株式会社ビットポイントジャパン
- 株式会社フィスコ仮想通貨取引所
- テックビューロ株式会社
2017年12月1日に追加された仮想通貨交換業者
- 株式会社東京ビットコイン取引所
- 株式会社ビットアルゴ取引所東京
- エフ・ティ・ティ株式会社
- 株式会社Xtheta
金融庁に認可されているからといって、100%安全とは言い切れませんが、これらの仮想通貨取引所は最低限のランクはクリアしていると見れます。
仮想通貨を始める場合は、金融庁が認可している仮想通貨取引所の中から選ぶようにしましょう。
おすすめの日本国内の仮想通貨取引所
なお、どれを利用するか決めていない、どれを選べばわからないという方は、
ひとまずこれらの取引所を利用すれば事足ります。
これらを利用すれば、日本国内で購入できる仮想通貨はほぼ全種類が購入可能になります。
それに加えて、仮想通貨FXなどレバレッジ取引がしたい方は、
を利用するのがオススメ。
取引所の比較について詳しくは下記記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
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初心者におすすめの仮想通貨の銘柄は?
初心者からすればビットコインは知っていても、他は何から購入すれば良いのか分かりませんよね。
そこで初心者がまず最初に購入を検討したい王道的なオススメの銘柄を紹介します。
ビットコイン(BTC)
先ほど少し紹介しましたが、ビットコインは他の仮想通貨とは一線を画す仮想通貨です。
ビットコインには「ブロックチェーン」と「マイニング」の2つの特徴があります。
ブロックチェーンとは、自動で取引を行うシステムのことを指します。
複数の取引データをブロックとして1つにまとめ、さらに複数のブロックをチェーンで結びます。
また、銀行のシステムでは取引を管理するための中央管理者が存在します。
一方、ブロックチェーンは中央管理者が存在しません。
管理方法はどうするのかというと、銀行システムのように誰かが管理するのではなく、世界中の人々が、全員で管理する仕組みになっています。
マイニングとは、ビットコインを手に入れる作業のことです。
ルールに則って作業を行うとビットコインがもらえる可能性があります。
マイニングが行われることで、決済システムが正常に動く仕組みになっています。
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イーサリアム(ETH)
イーサリアムはアプリケーション作成のプラットホームです。プラットホームは土台を意味し、アプリケーション作成の土台となる環境のことを指します。
イーサリアムには「スマートコントラスト」という優れた機能が付いています。
スマートコントラストは、ブロックチェーン上で取引を行うときに、契約を記録することができます。
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リップル(XRP)
リップルはリップル社が提供している決済プロトコルです。
プロトコルを日本語に訳すと、規約・規定・取り決めを意味します。
リップルは銀行間の取引を円滑に進めるために誕生しました。
「銀行の取引って、円滑に行われているんじゃないの?」と思った方、実はそう上手く回っていないのですよ。
銀行は、かなり昔に作られたシステムを未だに使っているので、決済が遅く、手数料は高いです。また、人が関与するため、人為的なミスが起こります。
そのシステムの問題を解決しようとしているのが、リップルなのです。
リップルを利用すれば、世界中のどこにいても決済がスピーディーで、手数料は格安です。
人の手を介さないので、人為的ミスもありません。
まさに、リップルは既存の銀行システムに対する革命なのです。
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日本の取引所で買える仮想通貨の種類まとめ
仮想通貨の種類についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?
仮想通貨はこれからも増えてくることが予想されます。
新しいアルトコインが出るのは楽しみではありますが、そこには詐欺コインも含まれていますので注意が必要ですよ。
仮想通貨の仕組みを知れば、投資がもっと楽しくなると思います。
ただし、いくら仮想通貨が儲かりそうだからと言って、全財産投資するようなマネだけはやめてくださいね。