フィスココインとは通貨単位FSCCの仮想通貨で、株式会社フィスコが株主への優待として発行するトークンです。
大手仮想通貨取引所Zaifでも取り扱いがあることから気になっているという人も多いはず。
ここではフィスココインとは何なのか、その特徴と使い道、買い方・購入方法についてまでまとめて紹介していきます。
フィスココイン(FISCOコイン)とは何か?
フィスココイン(FISCOコイン)とはトークンのひとつであり、株式会社フィスコによって発行された株式会社フィスコの株主向けに配布されたものです。
通貨単位はFSCCとあらわします。
使い道としては、フィスココインをもちいると、株式会社フィスコのグループが提供するサービスを受けることができます。
フィスココインの基本情報
通貨名 | フィスココイン |
---|---|
通貨単位 | FSCC |
発行元 | 株式会社FISCO |
発行枚数 | 5000万枚(追加発行なし) |
最小取引単位 | 0.00000001FSCC |
株式会社FISCO保有量 | 3900万枚 |
取り扱いのある取引所 | Zaif フィスコ仮想通貨取引所 |
フィスココインのチャート相場を分析
仮想通貨取引所Zaifのチャートをもちいてフィスココインの過去のデータをみてみます。
フィスココインの価格推移を時系列でみると、2つの山があります。
1つめの山は、株式会社フィスコがフィスココインの追加発行をおこなわないという発表を2017年の7月に公式にされたためです。
追加発行をおこなわないというフィスココインのロックによって希少価値が高まると見込まれ価格が高騰しました。
2つめの山はビットコインに代表される仮想通貨全体の盛り上がりを反映してフィスココインへの資金流入がおきたために価格が上昇しました。
フィスココインの価格が最も上昇したときには、1フィスココインあたり100円を大きく上回ることもありました。
2018年3月26日現在、フィスココインの価格は1FISCあたり約21円となっています。
フィスココインの今後の将来性
フィスコグループの将来性
フィスココインの今後は、フィスコグループの発展に左右されることになります。
株式会社フィスコではさまざまなサービスを提供しています。
フィスコグループという大きな組織からなっており、マーケット情報を提供する株式会社フィスコはフィスコグループの組織のひとつです。
そのほかにも、フスコグループの中には仮想通貨取引所を運営している株式会社フィスコ仮想通貨取引所、株式会社ネクスグループや株式会社カイカなどがありますが、これらのグループのなかではフィスココインをもちいることができるため、フィスコグループの成長によってフィスココインの価値が反映される可能性が十分考えられます。
また、フィスコは上場会社であることもフィスココインに対する信頼感と成長性を期待できる側面であります。
フィスココインの希少性
上でも述べましたように、フィスココインは2017年に発行枚数の発行上限が発表されました。
発行枚数がロックされることでフィスココインの希薄化を防止し、価格の安定化と価値の上昇を目指していると考えられています。
5,000万枚以上のフィスココインは発行されることがありませんから、今後フィスコグループでの魅力的なサービス拡充がおこなわれたり、フィスココインへのニーズが高まると、供給量が限定されていますので希少価値があがる可能性があります。
フィスココインの仕組み・特徴
フィスココインは株式会社フィスコによって発行されているトークンです。
また、上でも述べましたように通貨発行上限がロックされており、追加発行はなく5,000万枚が発行数量となっています。
トークンとは既存のブロックチェーン技術をもとにして発行されているコインです。
フィスココインはカウンターパーティーと呼ばれるブロックチェーン技術のプラットフォームを利用して発行されたトークンです。
実は、カウンターパーティーもトークンの1つでカウンターパーティーはビットコインのブロックチェーン技術を用いて発行されているトークンです。
よって、フィスココインはビットコインのブロックチェーン技術を用いて発行されているトークンということができます。
一方、ビットコインやイーサリアムなどは独自のブロックチェーンの技術を持っているため、一般的にはトークンとは区別され、仮想通貨と呼ばれる傾向にあります。
フィスココインのメリットって何なの?
トークンエコノミーの形成
フィスクコインを有することによってフィスクグループ内でのサービスを受けることができます。
フィスコグループ内でフィスココインを循環させることによって仮想通貨の経済圏を構築することができます。
そして、最終的にはフィスココインだけで経済を動かすことのできるトークンエコノミーを形成することが可能となります。
フィスココインなどのトークンはそれ自体に価値があるために経済圏を構成することができます。
そして、トークンの価値は将来的な発展を見込むことで値上がりする可能性もあり、株式にも似た性質をもっているといえます。
しかしながら、株式とは異なる性質も持っています。
例えばトークンには株式とは違い議決権がありません。
トークンはトークンそのものが価値を持つという株式の性質を持ちながら議決権がないまた配当がない場合もあるのです。
よって、フィスココインを持っているからといって経営に対する異議を唱えることができないことも株式とは異なるといえます。
価格の安定性
上でも述べたようにフィスココインは発行枚数がロックされており、ディスココインが新規に発行されることはありません。
さらにフィスクコインの一部は株式会社フィスコによって保有されているために価格が安定しています。
仮想通貨全体の相場環境の変動によって価格は暴騰暴落をすることあるかもしれませんが、ビットコインに対する価格は安定しているといえます。
よって、今後の値動きやフィスココインの価格安定性はビットコインと比較して価格の変動をみると、フィスココインの真の価値をみることができます。
フィスココインにデメリットはある?
フィスココインはフィスコに管理されている
仮想通貨は非中央集権的な管理が特徴です。
一方、トークンには管理者が存在、ある意味では中央集権的と言えます。
フィスココインでは株式会社フィスコがフィスココインの一部を保有し通貨の管理をおこなっています。
フィスココイン発行数量の上限を撤廃することや、逆に、フィスコが保有するフィスココインを償却し希少化をさらに加速させることも可能です。
フィスココインの価格はフィスコによる中央集権的な管理によって価格が変動する可能性をもっています。
よって、フィスコによる意思決定により相場が左右されるというデメリットがあるといえます。
取引できる取引所が少ない
フィスココインを入手できる取引所は
- Zaif
- フィスコ仮想通貨取引所
の2カ所のみとなっています。
フィスココインを取り扱っている取引所が少ないため、時間帯や大きな相場変動時には取引ができない場合も考えられます。
フィスココインを入手できる取引所
現在、フィスココインを扱っている取引所は2カ所しかありません。
フィスコ仮想通貨取引所とZaifについて簡単に説明します。
フィスコ仮想通貨取引所
フィスコグループによって設立された取引所です。
取引画面やインターフェイスはZaifと似ています。
これはフィスコグループがZaifと提携しているためです。
しかし、取引できる仮想通貨の数がZaifと比較して圧倒的に少なく、フィスココイン以外の仮想通貨を取引するときに不便さを感じるようになります。
Zaif
フィスココインを扱うもうひとつの取引所は「Zaif(ザイフ)」です。
Zaifは主要な仮想通貨だけでなく、多くのトークンを扱っていることもあり、国内の取引所では取引量が上位に位置しています。
また、取引手数料も安いため、フィスコ仮想通貨取引所よりも使いやすい取引所であります。
フィスココインの購入を検討しているなら、Zaifから購入するのがおすすめです。
フィスココインの買い方は?Zaifでの購入方法を解説
フィスココインを買うなら、手数料も安く、取り扱い通貨数も多いZaifをもちいるのがおすすめ。
ということで、実際にZaifでのフィスココインの買い方を実演する形でご紹介していきますね。
まずは「Zaif(ザイフ)」公式サイトよりログインしてマイページに入りましょう。
口座を開設していない方はあらかじめ登録しておいてくださいね。
ログインをすると、初期画面が取引画面になっているかと思いますが、そうでない方は右上にあるメニュー「取引」をクリックし、取引所へ移動します。
続いて、取引通貨を「フィスココイン」に変更します。
①取引通貨のプルダウンメニューを開く。
②トークンを選択する。
③「FSCC/JPY」をクリックする。
FSCC/JPYは基軸通貨が円建てですが、ビットコイン建てで取引したい場合には「FSCC/BTC」を選択してください。
すると右側の方に「FSCC/日本円取引」という下図のようなウィンドウをみることができます。
フィスココインを指値で買う場合には
- フィスココインの数量
- 指値価格
を入力すれば注文をすることができます。
フィスココインをウォレットで保管する方法は?
フィスココインはカウンターパーティのプラットフォームをもちいて発行されたトークンです。
そのため、フィスココインをウォレットに保存する場合にはカウンタパーティに対応しているウォレットを使う必要があります。
具体的には、
- IndieSquare Wallet
- スマホで保管できるモバイルウォレット
- Counterwallet
- PCで保管できるウェブウォレット
これらのウォレットで保管できます。
これらは保管だけでなく取引や送金にも対応しています。
おすすめはIndieSquare Walletです。
まとめ
フィスココインは、上場企業である株式会社フィスコが株主優待として配布しているトークンになります。
まだあまりメジャーと言える通貨ではありませんが、発行するフィスコ社の頑張り次第で、値動きは左右しそうです。
購入はZaifかフィスコ仮想通貨取引所で行えます。
フィスココイン購入におすすめの取引所