ビットクリスタルズ(BitCrystals)は、オンラインゲームと仮想通貨を融合させたようなトークンで、どちらにも興味があるという人はぜひ知っておきたい仮想通貨の1つです。
日本国内の仮想通貨取引所でも大手の『Zaif』にて取り扱いがあるため、
「目にしたことはあるけど、どんなトークンなのかいまいち知らない・・・」
という人も多いのではないでしょうか。
今回は仮想通貨Bitcrystals(ビットクリスタルズ/BCYトークン)とはどんな銘柄なのか、特徴や使い道とともに、チャート相場から過去の値動きを考察し、今後の将来性まで見ていきます。
また買い方について、仮想通貨取引所『Zaif』での購入方法もまとめましたので、参考にしてみてください。
ビットクリスタルズが購入できる取引所
ビットクリスタルズ(BitCrystals)とは?
仮想通貨におけるビットクリスタルズ(BitCrystals)とは一体どんな通貨になるのか?
厳密に言えば、ビットクリスタルズは「トークン」の1つなのですが、その特徴を順に見ていきましょう。
ビットクリスタルズの特徴は?通貨単位はBCY
ビットクリスタルズ(BitCrystals)とは、通貨単位をBCYとあらわします。
ビットクリスタルズは、Spells of Genesis(SoG)というトレーディングカードゲーム内での通貨としてもちいることができるトークンです。
Spells of Genesis(SOG)とは?
Spells of Genesis(以下、SoGと略記)は世界で初めての、ブロックチェーンを用いたオンラインカードゲームです。
SoGのウェブサイトにはフランス語、英語および日本語での説明があるのですが、日本語での説明は簡略化されすぎています。
ただ、カードゲームですから、カードを手に入れたり、交換したり、手持ちのカードの組み合わせを考えたりして相手と勝負をするカードゲームです。
しかし、SoGの特徴はなんといってもブロックチェーン技術をもちいた資産の保全を強固にしているカードゲームという点です。
SoGではカードは資産として扱われ、きちんとしたオーナーシップを明確にさせているため、ゲームのデータベースに保存するだけでなく、データベース以外の場所においても保存することが可能です。
さらに、ブロックチェーンに基づいた取引をおこなうことができるため、盗難やデータ改ざんのリスクからカードやアイテムを守ることができるのです。
カウンターパーティーによって作られたトークン
ビットクリスタルズとSoGブロックチェーンカード(SOG内に登場するカードのこと)は、カウンターパーティー(Counterparty)に基づいたデジタル資産(トークンともいいます)です。
また、カウンターパーティーとは独自のトークンを発行できるプラットフォームのことであり、同時に通貨としてのカウンターパーティー(XCP)自体もトークンなのですが、ここでは話をシンプルにするために、深くは説明いたしません。
カウンターパーティー詳しくは以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
要するに簡単に言えば、独自のトークンを作ることのできるカウンターパーティーという仕組みを利用して作られたのが、ビットクリスタルズというトークンなのです。
そのため、SoG内で使うビットクリスタルズやカードはゲームのデータベース以外にも持ちだすことができるのです。
発行枚数の上限やマイニング方式は?
ビットクリスタルズの発行枚数は、発行当初に発行上限である100,000,000(1億)BCYが発行されています。
そのため、マイニングなどによるあらたな発行はおこなわれていません。
発行された1億BCYのうちの30%がプロモーションや開発目的のためにEverdreamSoft(SoG開発の会社)に保有され、残りの70%はビットクリスタルズのトークンセールとして分配されました。
トークンセールで売れ残ったビットクリスタルズは焼却され、それ以降は使えないようになっています。
マイニングなどの新規の発行がない一方、ビットクリスタルズの焼却は毎月末におこなわれています。
カード販売での支払いでEverdreamSoftに入ってきたビットクリスタルズ単位の収益の半分量を焼却アドレスに送金することによって、二度と使えないようにしています。
よって、ビットクリスタルズの売り上げの50%が毎月減っていることになり、結果として流通量を減らし、ビットクリスタルズの価値を上昇させる狙いがあります。
ビットクリスタルズ(BCY)の時価総額
ビットクリスタルズ(BCY)のチャート相場と過去の値動き
それではビットクリスタルズ(BCY)のチャート相場から過去の値動きをみてみましょう。
まず、ビットクリスタルズはカードゲームでしか使用用途がないことが値動きを小さくしている要因です。
そして、新たにビットクリスタルズが発行されることもなく、さらに毎月末に一定量のビットクリスタルズが焼却されていることも値動きに影響を与えていると考えられます。
一方で、2017年の後半から2018年に入り、取引量が増加していることは注目すべきです。
この取引量が続くのであれば、ビットクリスタルズの認知度も上がってきている証拠だといえますので、今後もみていく必要があるでしょう。
2017年末から2018年初にかけて、仮想通貨全般の値動きが大きくなり、暴騰と暴落を経験しましたが、ビットクリスタルズにおいても同じ値動きになりました。
ただ、暴落後は再び元の値段近くに戻ったといえるでしょう。
ビットクリスタルズ(BCY)の今後の将来性は?
ビットクリスタルズの価格は
カードゲームであるSoGの人気度
にかかっているといえます。
引き続きこのゲームの人気が上昇し、カードの購入などでビットクリスタルズへのニーズが高まる可能性も十分にあります。
ゲームの認知度がビットクリスタルズの価値を左右するといえるでしょう。
また、SoGの知名度を生かして、さらなるカードゲームにとどまらない事業展開をすることも考えられます。
現状ではあくまでも憶測の域を過ぎませんが、今後の新たなニュースに着目するのが一番ですね。
ビットクリスタルズ(BCY)の買い方は?
それではビットクリスタルズはどこで買えるのか、BCYの買い方を見て行きましょう。
ビットクリスタルズの取り扱いがある仮想通貨取引所
ビットクリスタルズを扱っている仮想通貨取引所は以下になります。
- SWAPBOT
- POLONIEX
- Counterparty
- BITTREX
- Zaif
- Tux exchange
このうち日本国内の取引所では『Zaif(ザイフ)』が唯一扱っています。
他は全て海外取引所で英語ベースなのはもちろん、日本円建てで購入することができません。
ですので、これからビットクリスタルズが買いたい!という初心者の方などは、まずは『Zaif(ザイフ)』を利用して購入するのがおすすめです。
Zaifでビットクリスタルズを購入する方法
それでは実際にZaif(ザイフ)の取引所でビットクリスタルズを購入してみましょう。
なお、まだ登録していない方は事前に口座開設を済ませておいてください。
まず、『Zaif(ザイフ)』にログインすると、下記の画面がでます。
①トークンの売買は販売所である「簡単売買」ではなく、取引所である「取引」の画面でないとできないので、「取引」を選択します。
②次に、通貨を選択できるプルダウンメニューが画面右側にありますので、一覧の中の「トークン」より「BCY/JPY」を選びます。
③「BCY/JPY」を選択すると、右側には「BCY/日本円取引」の注文ボックスがあらわれるので、ここからビットクリスタルズの購入をすることができます。
では、注文画面に進みましょう。
ここでは、成行注文でビットクリスタルズを購入する方法を紹介します。
①注文画面で、「BCYを買う」をクリックします。売却の場合は「BCYを売る」を選択してください。
②今回は成行でビットクリスタルズを購入しますので、「成行」をクリックします。
③成行注文では入力項目は買いたい数量だけですから、「買いたい量」に購入数量を入力します。
今回は、板画面に80BCYが売りにでていたので、80BCYを入力しました。
④最後に、「買い注文」をクリックすれば、これにてビットクリスタルズの購入が完了です。
Zaifで取り扱いのある他の仮想通貨・トークンに関しても同様に購入することができますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
以上、ビットクリスタルズについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?
ビットクリスタルズは、SoGというカードゲームでカードのトレーディングや購入で使われました。
このゲームにおけるカードは資産とみなされ、ブロックチェーンの技術を初めて導入し、カードの保全性を高めた斬新的なゲームでした。
今後、このカードゲームへの認知度の高まりや、このゲームを提供しているEverdreamSoft社に注目し、ビットクリスタルズへの投資を考えてみるのもおすすめです。
なお、ビットクリスタルズが購入できる日本国内の取引所は『Zaif(ザイフ)』のみとなっていますので、口座未開設の方は無料登録から始めていきましょう。
Zaif口座開設(公式サイト):
https://zaif.jp