2018年1月には仮想通貨取引所のコインチェック(coincheck)から大量の仮想通貨NEMが盗まれるという事件が起きましたよね。
この事件を受けて、しばらくは仮想通貨の送金や日本円の出金が停止し、操作ができない状態になりました。
これは焦りましたよね・・・
しかし、2018年3月に、しっかりと日本円や仮想通貨の送金が再開となり、まずは一安心といった感じです。
【送金について】
現在、Coincheckでは一部仮想通貨の出金を再開しておりますが、このたびの再開まで非常に多くの送金申請をいただいております。
大変ご迷惑をおかけ致しますが、目視等での確認も含め送金完了までに数日程度お時間を頂戴する場合がございます。https://t.co/jOx9vZ0ewo— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年3月15日
それにあたって、
「よし!コインチェックから仮想通貨を送金しよう!」
「安全な場所に仮想通貨を移動させておきたい」
と考えている方も多いのではないでしょうか?
ただ未だに仮想通貨の送金の経験がない方は、
「どうやれば仮想通貨を送金できるの?」
など不安に感じている方や気になっている人も多いと思います。
ということで、今回はコインチェック(coincheck)から仮想通貨を送金する方法をリップル(XRP)を例に解説します。
送金手数料や送金できない場合の解決策についてもまとめたので、参考にしてみてください。
コインチェックから仮想通貨を送金する方法
コインチェック(coincheck)から仮想通貨を送金するにあたり、当然ながら送金先のアドレスが必要になってきます。
別の国内取引所に送っても良いですし、海外の取引所に送ってもいいです。
とにかく、送金先を決めましょう!
とはいっても、おすすめはやはり安全に保管できるウォレットに送るのがベターですかね。
今回はハードウェアウォレットの「Ledger Nano S(レジャーナノ エス)」にリップル(XRP)を送金する形でコインチェックから仮想通貨を送金する方法を解説していきます。
coincheckのリップル(XRP)をハードウェアウォレットに送金
まずはコインチェック(coincheck)の公式サイトより、マイページにログインしてください。
ログインできたら、左メニューの「コインを送る」を選択。
上記のような画面が表示されるかと思いますので、
- ビットコイン
- イーサリアム
- イーサリアムクラシック
- ・・・
などの中から、送りたい通貨を選択してください。
今回は、Ripple(リップル)を選択していきます。
続いて、まずは送り先を入力していく必要があります。
「送金先リストの編集」をクリックしましょう。
そうして出てきたメニューには、
- 「新規ラベル」:任意の項目名
- 「新規宛先」:送金先のアドレス
を入力していきます。
「Ledger Nano S(レジャーナノ エス) 」に送金する今回の場合は、PCにインストールしている「Ledger Wallet Ripple」アプリに表示されているアドレスを入力します。
長ったらしい文字列なのですが、間違えることなく正確に、コピペで「新規宛先」に入力します。
入力を終えたら「追加」をクリック。
続いて、二段階認証を設定している方は認証を求められますので、確認コードを入力しましょう。
すると、以下のように今追加した宛先がドロップダウンメニューに加わりますので、その宛先を選択します。
送金したいリップルの数量を送金可能額以内の数字で入力します。
リップルの場合、送金手数料は0.15XRPです。
XRPタグに関しては、通常はリップル(XRP)の送金にタグを使用することになっていますが、今回の場合はコインチェックもLedger Nano Sもタグは不要となっていますので、チェックは入れないで大丈夫です。
ここまで記入を終えたら「送金する」をクリックしましょう。
送金前に再度、二段階認証の確認が求められますので、確認コードを入力して送信。
以上で、coincheckからの送金が完了します。
Ledger Nano Sのリップルウォレットを確認してみると、送金した100XRPが即座に反映されていました!
コインチェックから送金した後、すぐに確認したので、「めちゃくちゃはや!」という感じでした(笑)
さすが送金スピードに定評のあるリップルです。
ということで、以上がコインチェックから仮想通貨を送金する方法になります。
今回はリップル(XRP)を例にして解説しましたが、ビットコインやイーサリアムなど他の通貨に関しても同じような手順を踏めば送金が行えます。
またここではハードウェアウォレットに送金をしましたが、ビットコインやイーサリアムなどの通貨を送金する予定の方は海外取引所に送っても良いかもしれませんね。
『BINANCE』など海外取引所は日本円が使用できませんので、取引したい場合はビットコイン等の通貨を送金しておく必要があります。
「コインチェックは盗難事件が起きたばかりだし、とりあえずこのまま置いておくのは不安だな・・・」
という人はぜひ送金を試してみてください。
コインチェックの仮想通貨の送金手数料
コインチェック(coincheck)から仮想通貨を送金する際にかかる手数料も紹介しておきますね。
どの仮想通貨も大した金額ではありませんので、送金を行う前は1度少額でしっかり届くかテストを行ってから本番の送金を行われることをおすすめします。
コインチェックで送金できない場合に考えられること
コインチェックから「送金ができない」という人もいるかもしれません。
その場合、考えられるパターンは以下の3つです。
送金先のアドレス間違い
まずは送金先のアドレスが間違っているという可能性です。
これは一番防ぎたいケースで、アドレスの打ち間違いによって、違い相手に送ってしまうというパターンです。
送金する際は必ず、正確に送金先のアドレスを入力して、できれば一度少額でテストするようにしましょう。
送金の反映待ち
今回、私がリップルを送金した際は、ほとんどタイムラグなく送金結果が反映されました。
しかし、場合によっては送金が反映されるまでに時間がかかる場合もあります。
その場合はしばらく待ってから再度確認するようにしましょう。
送金を一時停止している
あとこれはコインチェック特有の事柄ですが、コインチェックは仮想通貨の盗難事件を受けて、しばらく仮想通貨の送金を停止していました。
そして2018年3月現在においても、盗まれたNEMをはじめとして一部の通貨は出金と売却を停止しています。
一部仮想通貨の出金、売却再開のお知らせ(LSK、FCT)https://t.co/0DyA43eRSt
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年3月22日
3月22日のアナウンス時点では、
- BTC(ビットコイン)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- ETH(イーサリアム)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- XRP(リップル)
- LTC(ライトコイン)
- LSK(リスク)
- FCT(ファクトム)
これらの通貨のみが送金可能となっています。
そのほかの通貨が送金したいという人は、今後のコインチェック社のアナウンスを待つようにしましょう。