FXの自動売買はどれを選べばいいのかと探している方へ。
僕が実際に運用して検証した実績・使いやすさベースで大手5社を実績で比較し、「初心者におすすめのFX自動売買ランキング」として紹介します。
無料で利用ができるのはもちろん、評判の高い大手のFX自動売買のみに絞ってます。
初心者向けにFXの自動売買のメリットデメリットから順にみていきましょう。
初心者がFX自動売買を始める前に
そもそもFXの自動売買を始めるにあたって、知っておかなければならないことを話しておきます。
FXの自動売買とは、その名の通り、システムが自動で売買をしてくれるサービスになるもので、そのことから初心者でも簡単に始められるというメリットがあります。
さらに厳密に言えば、自動売買というと、プログラミングの知識をもって自分でプログラムを組んで自動売買するようなこともできますが、今では様々な証券会社からシステムごと提供されています。
つまり、プログラミング知識は一切不要で、最初に自動売買プログラムの設定を選ぶだけで始めることができるようになっています。
そんな環境がある中で、自分でプログラムを組んで行うメリットは少ないので、証券会社が提供する自動売買サービスを利用するのが一般的です。
FX自動売買のメリット・デメリット
FXの自動売買のメリットですが、ざっくりと
- プログラミングの知識は不要
- システムが自動で取引してくれるのでチャートに張り付く必要がない
- 売買のタイミングを24時間逃さない
- トレードが感情に左右されない
これらがあげられます。
一番はやはりトレードにあたっての労力が少なくなるという事と、システマチックに感情に左右されずトレードができるということですね。
特に初心者が自分の判断でトレードを行う裁量トレードをはじめると、損切りができずに、膨大な損失を抱えてしまうというケースも少なくありません。
一方で、FX自動売買のデメリットをあげると
- スプレッドが広かったり、取引に対して手数料がかかったりする場合がある
- 完全にシステムに頼ると損をしてしまうケースがある(’定期的に設定の見直しが必要)
こういった点があげられます。
一番気になる点は、裁量トレードに比べて、取引コストがかかる場合があるということですね。
これは利用するサービスによっても変わってきますが、そういう場合がほとんどです。
また自動売買では、基本的に買いか売りか、通貨ペアはどうするのかなど「設定」は自分で行うことになるのですが、その設定も適当にやってしまうと利益を出すのが難しくなる場合があるため、最低限の知識や取り組みは行った方がいいです。
FX自動売買サービスのおすすめの選び方
FX自動売買サービスを選ぶ際のポイントとして、
自動売買が無料で利用できる証券会社提供のものかどうか?
まずはこの点を意識する必要があります。
FXの自動売買ツールというと、証券会社以外にも提供している個人や法人がいます。
そして、そういうツールは大体月10万~とかのランニングコストがかかってきます。
全てが全て詐欺というわけではないと思いますが、そういうものの中には悪質な詐欺ソフトがあるというのが事実としてあります。
一方で、金融庁に登録している証券会社が提供している自動売買サービスはトレードで損をすることがあっても、詐欺ということになることはありえません。
しかも、取引を行った際に手数料はかかりますが、利用自体は無料でできます。(ランニングコスト0円)
なので、最初にFXの自動売買に取り組む際には、証券会社が提供するサービスから試してみるのが間違いなくいいといえます。
その上で、証券会社が提供する自動売買サービスもいくつかわりますので、コストの安さや使いやすさ(設定のしやすさ)、運用成績等で、どれを利用していくのか決めていくといいでしょう。
初心者におすすめのFX自動売買ランキング【大手5社を実績で比較】
それではFX自動売買おすすめランキング5社を比較しながら見ていきます。
ここで取り上げていくのは、全て金融庁に登録されたFX証券会社が提供する無料FX自動売買サービスです。
また僕自身運用していて、その実績をもとにお伝えしていきますので、参考にしてみてください!
トライオートFX(インヴァスト証券)
トライオートFXとは、証券会社である【インヴァスト証券】が提供しているFX自動売買サービスになります。
トライオートFXは、リピート系注文になっていて、一定の値幅で売買を繰り返していく仕組みになってます。
詳しくは以下の動画を見ると分かりやすいです。
他の自動売買サービスと違って、コアレンジャー・スワッパーと呼ばれるような戦略があるのが特徴です。
この戦略の詳細については、「トライオートFXの特徴」の記事をご覧ください。
そんなトライオートFXですが、実際の運用結果の口コミもかなり評判がいいことで有名です。
トライオートFX始めてほぼ1ヶ月。
利益ほぼ13マン円。
月利ほぼ3.5%。
よきよき。 pic.twitter.com/BWGBitvuop— お金貯めマン (@okanetameman) 2018年8月15日
NZD/USDの5月2周目の報告です。
利益確定は6,123円でした。いい感じ!#トライオートFX pic.twitter.com/tomGImEHTb— わっちん (@waconokimochi) 2018年5月11日
今日でトライオートfx 利益が10万円を超えた。実現損益は16万近くで、含み損が六万。2ヶ月でこれ。#トライオートfx pic.twitter.com/sGzLq8wvq4
— soundflow (@soundflow14) 2018年9月11日
僕も運用開始しています。
トライオートFX運用実績記録
20万で回して1日目ですが、
145円ほど利益となってます。単純に月に換算すれば4500円ぐらい?
引き続き観察します。 pic.twitter.com/AN2R0AzIVf
— おおとり【専業トレーダー】 (@toushixx) 2019年7月16日
正直、僕の運用結果でいうと、口コミにあるレベルで利益は出ていないですが、微益といった感じです。
あとはどのストラテジー(通貨ペアやトレードルール)を選んで運用を開始するかでも変わってきますので、そのあたりも運用成績を上げるためには練る必要がありますね。
トライオートFXは、インヴァスト証券の口座を無料開設することで無料で利用できます。
トラッキングトレード(FXブロードネット)
トラッキングトレードは、FXの証券会社であるFXブロードネットが提供している1つのFX自動売買サービスになります。
トラッキングトレードとは、「リピート系注文」といって、一定の値幅で決められたルールにのっとり自動で売買を繰り返す手法となってます。
相場の波を作る性質を利用して、上げ下げの回数に応じて利益をコツコツ積み上げていきます。
トラッキングトレードの大きな特徴は、「買い」か「売り」か、エントリーの方向は自分で決めることになるのですが、トレンドが発生している時でも「トラッキング(追従)」して自動売買の取引が行われるということ。
一般的にリピート系注文というのはレンジ相場でしか威力が発揮されない場合が多いです。
その点がトラッキングトレードの強みですね。
詳しくは以下の動画をみると分かりやすいと思いますよ。
ちなみに、FXブロードネットは、スプレッド(手数料)が低いことでも知られていて、トラッキングトレード(自動売買)だけでなく、裁量トレードも行えます。
スケーラビリティは高いといえますね。
運用結果の口コミはこちら。
今日は絶好調です。
51万超えてきています。あしたはどうなるかな?
頑張れトラッキングトレード😊
— Abby (@fx_tracking) 2018年5月9日
💁♂️FXトラッキングトレードの利益、1ヶ月で1万円超えが見えてきた👀
— しろ@製薬MR824万円運用 (@amuro05061) 2018年11月17日
僕自身も運用していて、30万円ほどの資金で開始したのですが、2ヶ月弱で4万円ほどのプラスとなりました。
トラッキングトレード運用開始して2ヶ月弱経ちました。
30万の資金で開始して4万強のプラスになってます。
僕は複数のサービスを同時に運用してますが今のところ安定性、収益率が一番という結果に👏
後ほどブログにもまとめます! pic.twitter.com/wfwJV8c8Iw
— おおとり【専業トレーダー】 (@toushixx) 2019年9月3日
僕の場合は期間と収益性でいえば、FX自動売買サービスで一番の運用結果がでました。
ただこれは運用を開始する時期や設定にもよる部分なので、個人差はあります。
トラッキングトレードは、FXブロードネットの口座を開設することで無料で利用ができます。
参考【評判】トラッキングトレードって稼げる?検証した実績と設定方法を公開
iサイクル2取引(外為オンライン)
iサイクル2取引は、外為オンラインが提供するFX自動売買サービスになります。
買いと売りを繰り返すリピート系注文で、システムがトレンドを見極め、自動的に売り・買いの判断を行います。
つまり、レンジ相場だけでなく、トレンド相場でも威力を発揮するFX自動売買です。
そうなると、FXブロードネットのトラッキングトレードと特徴としては同じになるんですが、iサイクル2取引との違いは
- トラッキングトレードは「買い」「売り」の判断はトレンドの方向を読んだ上で自分で行う
- iサイクル2取引はトレンドの方向もシステムが判断し、「買い」「売り」を決定する
となってます。
つまり、完全に任せるならiサイクル2取引の方がいいということですね。
ただ「買い」「売り」を自分で判断するトラッキングトレードの方が利益が出やすい場合もあるので、一概にどっちがいいとはいえません。
そうなると実際に運用成績の口コミを見てみるのが分かりやすいので、iサイクル2取引の口コミです。
iサイクル2は含み損張るからなんか嫌なんだけど少しづつ確実に利益は出ている。利益出ればそりゃいいけど負けた気がする。 pic.twitter.com/pzXoFcAlf6
— ROAMING CAT@債務残高¥25,869,686__ (@tds4610) August 8, 2019
iサイクル2を始めて3日目。
なんとなくコツがわかってきたかな。
たしかにコツコツと利確していくので、確実に利益は増えていくものの、含み損がかなり累積していくので、この含み損の処理が非常に重要。
そのまま放置してたら含み損が膨らみすぎて、最終的に手仕舞いできなくなると思う。— FX落武者 (@FXochimusha) August 8, 2019
僕自身も運用を開始して、2週間程度で1万円ほどプラスになりました。
iサイクル2取引、運用実績
10万スタートで
今のところ1万円ほどプラスになってます。まだ2週間ほどで
しかも8月はじめの
暴落があった中での結果なので
今のところいい感じです。 pic.twitter.com/InuLooNaqK— おおとり【専業トレーダー】 (@toushixx) August 14, 2019
僕の場合で言えば、ブロードネットのトラッキングトレードの方が収益性は良くなりました。
ただやはり相場状況や設定による部分はあります。
iサイクル2取引は、「外為オンライン」の口座を開設することで無料で利用ができます。
参考【外為オンライン】iサイクル2取引とは?評判から運用実績まで全公開
ループイフダン(アイネット証券)
ループイフダンとはアイネット証券が提供するFXの自動売買サービス。
おそらくFXの自動売買では一番よく名前を聞くのではないかと思います。
ループイフダンは、あらかじめ用意されている通貨ペアと売り買いと値幅の設定を選択することで、それに応じたリピート注文が行われます。
設定画面では、「ループイフダンB10 (USD/JPY)」といったような形で記載されていて、これは
- B ⇒ 買い
- 10 ⇒ 値幅
- USD/JPY ⇒ 取引通貨ペア
という意味になります。
ドル円を10pipsの値幅で「買い」注文、「売り」決済の取引をしていく、という意味です。(1回の取引で10pipsごとに利食い)
値幅などを設定の必要がないため、初心者でも使いやすいと評判です。
🍀🍀8月不労所得🍀🍀
・トラリピ→30,773円
・ループイフダン→16,560円
・クラウドバンク →6104円
・SBIソシャレン→1422円自動売買系は8月よく決済されました!!
9月もこの調子で🙏🙏— ゲッソー (@genzo1120) 2019年9月6日
ループイフダンって、とりあえず暴落してくれないとポジション増えていかないね😂
でもめっちゃ放置できて🙆♂️#メキシコペソ#トルコリラ#カナダドル#デモ挑戦中 pic.twitter.com/9vGDm6HC8T
— 鹿王🦌➰鹿飛び出し注意! (@shikaou_net) 2019年9月6日
ループイフダン先月始めて7万程利益出ましたが(もちろん含み損あり)これって運良いだけですよね…?( ˙-˙ )#ループイフダン#ドル円#素人#FX初心者
— ぽにゅ (@kpbr423) 2019年9月3日
僕の運用結果ですが、最初の設定をミス(デフォルトのまま運用開始)してしまったため、初っ端、損失を抱えました。
ループイフダン20万円スタート。
一旦停止しました。始める時期がドル円が大幅下落したタイミングだったこと。
設定をデフォルトのまま運用開始したこと。これらが原因で
一番落ちた時は5万ほど損失がでて、
ある程度戻ってきたので停止という判断。設定を仕切り直して再開しようと思います。 pic.twitter.com/7x16o3w2KW
— おおとり【専業トレーダー】 (@toushixx) 2019年9月10日
ループイフダン自体は裁量トレードでもとりいれられる手法なので、設定をちゃんとすれば利益は出せたように感じます。
ただアルゴリズム自体は他の自動売買サービスと比較してシンプルなので、定期的に自分で設定の見直しは必須になってきます。
ループイフダンは、「アイネット証券」の口座を開設することで無料で利用ができます。
参考【FX自動売買】ループイフダンの評判。初心者は設定失敗による損失に注意
みんなのシストレ(トレイダーズ証券)
みんなのシストレはトレイダーズ証券が提供するFXの自動売買サービス。
他のFX自動売買サービスとは、一線を画したものになっていて、あらかじめ用意されたストラテジー(通貨ペアやトレードルール等)や他の人のストラテジーを真似るような形で自動売買が行われます。
利回り等のデータが記載されていますので、その中から自分好みのストラテジー(ロボットといった方がわかりやすいかもしれません)をフォローして、運用開始すれば勝手に取引が始まります。
最小取引単位は1000通貨で、約4000円ほどから自動売買を始めることができるというのも特徴です。
僕も運用していて、一応利益を出すことはできました。
みんなのシストレ運用結果
一応利益でました。
ただトルコリラとかポンド円とか値動き激しめの通貨のストラテジーが多く、正直ヒヤヒヤする事があったので今後の方針は考え直します。
とりあえず始める方は小ロットから始めた方がいいですね🤔https://t.co/JwhkRE8PeO pic.twitter.com/VAOCwQhVs2
— おおとり【専業トレーダー】 (@toushixx) 2019年9月4日
ただ実際にやってみると分かりますが、運用成績上位のストラテジーのほとんどが
トルコリラとかポンド円とか、
値動きが激しめのものばかりになっています。
僕も利益は出せたものの、実はこの利益がでるまでに結構の含み損を抱えていたりしました。
なので、始める際は少ない資金から始めるのが個人的にはおすすめかなと思いました。
みんなのシストレは、「トレイダーズ証券」の口座を開設することで無料で利用ができます。
参考みんなのシストレの評判ややり方!このFX自動売買は本当に儲かるの?
FXの自動売買で資金を増やすために重要なこと
FXの自動売買というと、
よく初心者でもほったらかしでコツコツ利益が出せて簡単
というような人もいます。
それは半分あってて半分間違ってます。
たしかに設定をしてしまえば、ある程度ほったらかしにはできますが、利益を出そうと思ったら、基本的にチャートのチェック、トレンドの方向感の確認、必要に応じて設定の変更、このあたりが超重要になります。
僕自身ここまで見せたように運用結果を見せてきましたが、正直「設定」がかなり物を言います。
- どんな時期にトレードをするのか?
- どういう通貨ペアを選ぶのか?
- トレンドの方向はどうなのか?
- 買いと売りどっちではいるのか?
こういった要因で、利益が出るか損失が生まれるかが変わってきます。
ここまでとりあげてきたFX自動売買サービスには、
過去の運用成績に応じたランキング
が公開されており、そのランキングの成績がよいものを選んで開始するという方法は全然ありだと思います。
ただ、いつまでもその設定が高い運用成績を残すかというとそういうことはありません。
トレンド転換が起こったり、指標発表でイレギュラーな値動きが起きた場合などには、その影響を悪い方向に受ける場合があります。
なので、そういったところを読んだ上で、設定を変更するなり、停止するなりしないと、効率の良い運用というのはできません。
完全にほったらかし、無勉強で利益を出せるかといわれると、そんな甘い世界でないということですね。
完全ほったらかしが良い方は、ウェルスナビ、THEOといったロボアドバイザーを利用されることをおすすめします。
FXの自動売買は設定が必要だけれども、その設定が柔軟性を生んでいて、逆にメリットでもあるということを踏まえて取り組むといいと思いますよ。
ちなみに、今回とりあげたFX業者はほとんどが口座開設キャッシュバックキャンペーンが行われていて、自動売買系はこういったキャンペーンと相性がいいため、開設した際はこなされることをおすすめします。