モネロ

モネロ(XMR)とは|仮想通貨取引所でのコイン購入方法と今後の将来性

モネロ(Monero)とは、通貨単位はXMRの仮想通貨(アルトコイン)。

匿名性の高さと取引スピードの高さが特徴のコインです。

この記事ではモネロの特徴(発行枚数・マイニング)、現在のチャート相場や時価総額、仮想通貨取引所の販売所での買い方・購入方法などを紹介していきます。

モネロの今後の将来性やニュースについてもまとめましたので、ぜひ取引などを行う上での参考にしてください。

モネロが購入できる取引所

仮想通貨モネロ(Monero/XMR)とは?

モネロは仮想通貨、アルトコインのひとつで、正式名所は文字通りのMonero、通貨単位はXMRです。

2014年4月に誕生した仮想通貨で、現在の値段はおよそ1XMR=35000円程度となっています。

流通量は全世界で第13位、時価総額にして約6500億円です。

モネロの時価総額ランキング

モネロは2014年に誕生したアルトコイン

モネロの歴史は2009年のビットコイン誕生にまでさかのぼります。

極めて初期の仮想通貨ということで、いくつかの面で欠点があったビットコインを改良し、2012年にバイトコインが作られます。

そのバイトコインを元として更に改良がなされ、2014年に生まれたのがモネロになります。

モネロの発行上限枚数

ビットコインなどにはそれ以上通貨が増えないという発行上限枚数がありますが、モネロにはありません。

ただし、18,400,000XMR発行後は、その増加速度は極めて低いものに抑えられ、ゆっくりと増えていくことになります。

その値は1分間に0.3XMR、年間で157,680XMR。

これらはモネロの取引の処理を手伝うマイニング作業を行った人に対し、報酬として配られることとなります。

モネロのマイニング方式

モネロはビットコインと同様に、承認方式はPoW (プルーフ・オブ・ワーク)のアルゴリズムが採用されており、マイニング(採掘)することができます。

仮想通貨のマイニングを行う人の間でも、モネロは特に効率が良いということで人気の通貨でもあります。

Minergateという難しい知識や個人情報の登録が無くとも扱えるマイニングソフトがあり、それをインストールしXMRの欄をクリックするだけで、簡単にモネロのマイニングを始めることができます。

それなりのスペックを持ったPCでないと、マイニングの収入は極めて低いものになってしまうということには注意してください。

掘ったモネロは、日本国内の仮想通貨取引所コインチェックに登録し、Minergateとの紐づけを行うだけで極めて簡単に送金できます。

それ以降はコインチェックにおいて、現金化や他の仮想通貨を買うといった作業を行うことになります。

もちろんMinergateから海外の取引所への送金も可能です。

モネロの基本情報

通貨名 モネロ(Monero)
通貨単位 XMR
発行枚数 18,400,000XMR(上限枚数はなし)
公開日 2014年4月18日
アルゴリズム CryptoNight
システム PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
公式サイト モネロの公式サイト

モネロの仮想通貨としての特徴や評判

続いて、モネロの仮想通貨としての特徴や評判についてみて行きましょう。

最大の特徴はワンタイムリング署名による匿名性の高さ

モネロには、他の通貨にはない特徴があります。

それは、ワンタイムリング署名による極めて高い匿名性を持っていることです。

通常の仮想通貨では、取引台帳であるブロックチェーンを、皆が見られるように作られています。

記録を公開することにより、健全な取引が行われるようになっているのです。

しかし一方で、仮想通貨のアドレスを入力するだけでその人が持っているコインの総量などが全て見えてしまうという少々心配になる点もあります。

 

そこでモネロは、ワンタイムリング署名という技術を導入。

ワンタイムリング署名とは、複数人のグループでまとめて記録を行い、特定されることを防ぐリング署名に、一度の送金で使えなくなる送金用の秘密鍵を用いるワンタイムアドレスによる取引を加えたもの。

 

この技術により、送金元や送金先の特定を防ぎ極めて優れた匿名性を実現しています。

匿名性が高い通貨というのはモネロの前身であるバイトコインも含めいくつかありますが、それらの中でも性能は頭一つぬけていると言っていいでしょう。

匿名性によるモネロの評価

ワンタイムリング署名により、高い匿名性を持つことが特徴のモネロ。

そのことから単純に個人情報を知られてしまうことに不安を感じている心配性な人から、インターネット上のダークウェブと呼ばれる場所でグレーな取引をしている人まで、幅広い層からの支持を得て好んで使われています。

国家機関でさえも取引を監視することはできないため、特に悪いことをしているわけではないけれど、なんとなく権力に縛られたくはないという気持ちを持つインターネットユーザーの間では、皆でモネロを愛用しようといった動きも進んでいるようです。

ビットコインの約5倍の取引スピードの速さを持つ

現在極めて知名度が高く利用者も多いビットコインですが、どうしても古い仮想通貨であるために、多くの問題や欠点に悩まされています。

代表的なもので言えば、毎秒の処理能力が極めて少なく取引に追いつかなくなってしまうといったトランザクション性能の不足などが挙げられますね。

 

そういったビットコインの抱える問題は、ビットコインの改良型のバイトコイン、さらにその改良型であるモネロにおいては当然軒並み解消されており、モネロが抱える設計上の問題というのは基本的にありません。

モネロの取引にかかる承認スピードも約2分(1つの取引にかかる時間)。

ビットコインの場合は、一つの取引を行うのに10分程度要しますので、約5倍程度も早いことがわかります。

 

また、ブロックサイズに制限もないため、ビットコインにおいて問題視されているスケーラビリティ問題も起こりにくいといった特徴もあります。

 

このようにもモネロは後発の仮想通貨であるこその完成度の高さも、評価される一つの要因となっています。

モネロ(XMR)のチャート相場と値動き

モネロ(XMR)の2018年1月現在におけるチャート相場は以下のようになっています。

それぞれ時系列ごとに値動きを追ってみましょう。

2014年から2015年までは値動きはほとんどなし

モネロが公開されたのは2014年のこと。

誕生して2年間にわたっては、モネロは大きな値上がりや値下がりをすることはなく、50円から200円までの非常に安い価格帯を推移していました。

2016年は1000円前後

8月末から9月に初めて大きな値上がりをし、1,000円を突破。

しかしその後は500円程度まで下がり、値段は低迷します。

2017年には急騰して50000万円も突破

2017年はいわゆる仮想通貨元年と呼ばれた年。

1月に再び1,000円台へ戻ったモネロの価格は、激しい変動を繰り返しながらも上昇傾向に。

6月に5,000円、8月に10,000円を超え、そして12月に急激な値上がりを見せ一瞬ですが50000円も突破するまで至りました。

2018年、直近の変動について

2018年に入ってからのモネロの価格はこれまでよりも更に大きな乱高下を見せています。

年始には急騰して60000万円を突破したかと思えば、一気に急落して、一時30,000円台までに。

これはモネロに限らず、ビットコインなども大幅に下げたことと同時期の話ですね。

しかし、再び根を戻し始めて、40,000円台を推移しています。

バブルがはじけたなどと騒がれはしましたが、毎年1月は急落することが多いので、今後も再び上昇傾向になることが予想されます。

モネロ(XMR)の仮想通貨取引所での購入方法

モネロの購入方法ですが、ビットコインなどと同様に仮想通貨取引所を利用して購入する形になります。

仮想通貨取引所と一言で言っても、いくつかあるわけですが、現在において日本国内でモネロの取り扱いがあるのは、大手仮想通貨取引所『コインチェック(coincheck)』のみになります。

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コインチェックの他に、モネロの取引が可能な日本の会社は無いため、購入するにはコインチェックの口座を開いておくようにしましょう。

ちなみに、大手海外取引所も含めれば、『Binace(バイナンス)』のほか、いくつかの取引所で売買取引を行うことができます。

Binace(バイナンス)』は唯一日本語対応している海外仮想通貨取引所なので、オススメどころではありますが、とは言っても日本円建てでの取引はできないなど初心者の方にはハードルが高いです。

なので、はじめの一歩としてはコインチェックを利用するのがオススメです。

コインチェックでのモネロ(XMR)の買い方

コインチェック(coincheck)での、モネロ(XMR)を買い方は口座さえ開設してしまえば簡単です。

ログインしたマイページより、左サイドバーの「コインを買う」メニューを選択します。

あとは銘柄の中からXMR(モネロ)を選択して、購入したい数量を入力、最後に「購入する」をクリックすれば購入が完了します。

コインチェックでは他のコインも同様の方法で購入できますので、初心者でも使い方が簡単と評判になっています。

モネロの仮想通貨ニュースや今後の将来性

モネロ(Monero)は今後どのような値動きを見せることが予想されるのか?

最近報じられたニュースや今後の将来性についてみていきます。

モネロ採掘が北朝鮮ハッカーの標的に

最近では2018年1月8日に、モネロのマイニングを行い北朝鮮の大学へ送るアプリケーションが見つかったというアメリカのサイバーセキュリティ会社からの発表がありました。

【ソウル】北朝鮮が悪意のあるソフト(マルウエア)を使い、仮想通貨を採掘(マイニング)するとともに、盗み出した通貨を北朝鮮の大学に送っていたことが分かった。経済制裁下で、代替の資金源を確保しようと、北朝鮮が新たな資産を標的にしている実態が浮き彫りとなった。

引用元:ウォール・ストリートジャーナル

制裁を受けて経済がさらに困窮している北朝鮮が、その匿名性を生かして、モネロを集め売る作業を隠蔽しつつ外貨の獲得を狙っていた可能性があります。

これはモネロ自体に問題があるというものではなく、モネロのマイニングのしやすさを狙っての事件のようですね。

ちなみに、ニュースが報じられた翌日、1月9日はモネロの値は暴騰して一時期は6万円台に。

その後、急落を見せていますが、一時的な急騰はこのニュースによる影響だったのではないかと考えられます。

モネロの今後の将来性について考察

ビットコインの抱える問題をクリアし、他の仮想通貨とは異なる機能も持つモネロ。

その将来は、一見するとバラ色のものであるかのように思えます。

しかしその個性は、時として仇にもなるのです。

監視を行うことができない仮想通貨ということで、国や機関はあまり良い顔をせず、制限をかけようとする動きもあります。

また、時価総額世界第13位というのは、決して胡坐をかいてよい数字ではありません。

上にも下にも、多数の競争相手がひしめいています。

基本的に将来も有望であるという認識でいいとは思いますが、絶対に第二のビットコインのような存在になる、とまでは言えないのが実情です。

とは言え、仮想通貨全体が上昇トレンドにある限りは追従して値は上げ続けることが予想されます。

今後の動向にも注目したいところですね。

モネロ(Monero)まとめ

ここでは仮想通貨モネロ(Monero)に関する特徴やチャートの値動きなど様々な情報をまとめました。

モネロは個性的な機能を持ち、ビットコインやイーサリアムといった現在取引量が多く知名度も高い仮想通貨、それらに次ぐ第二陣として期待されている仮想通貨のひとつです。

これから可能性に大きな期待が持てる仮想通貨だと言えるでしょう。

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