『BINANCE』は、今や世界最大の仮想通貨取引所ともされる中国の仮想通貨取引所です。
多くの日本人も利用しており、アメリカユーザーに次いで、日本人ユーザーが多いんだとか。
それもそのはずで、日本語翻訳が簡単にできるなど、日本人にとっても使いやすい作りになっているのです。
今回はそんなBinance(バイナンス)の取り扱い通貨の銘柄、仮想通貨の種類を一覧にして紹介します。
また独自のコインBNB(バイナンスコイン)や、新規上場するアルトコインが人気投票によって決められるなど特徴的な点に加えて、バイナンスでの購入方法・買い方・使い方まで見ていきます。
バイナンス(Binance)ってどんな仮想通貨取引所?
Binance(バイナンス)は2017年7月に設立された中国の仮想通貨取引所になります。
比較的、新しい取引所であるにも関わらず、今や利用ユーザー数は世界一に迫るほどの人気ぶりを見せています。
その特徴を挙げてみると、
- 仮想通貨の取り扱い数がグローバルにみても上位
- 取り扱い仮想通貨の追加は人気投票で決まる
- バイナンスの独自コインを持っており、それを使っての取引をすることで手数料を減らすことができる
- ハードフォークをおこなった仮想通貨においてハードフォークコインの付与がされる
など日本の取引所と比較すると、特に取り扱いのある通貨が桁違いという海外の仮想通貨取引所ならではの魅力が際立ってくるのではないでしょうか。
これらの特徴は、それぞれ以下で詳しく順にみていきます。
取り扱いのある仮想通貨は100種類以上
バイナンスが注目される理由はなんといっても、その取り扱い通貨の豊富さになります。
100種類を優に超える数の仮想通貨の売買を行うことができます。
では、どれくらいの仮想通貨があるのかを実際の画面でみていきます。
『BINANCE公式サイト』の取引画面を見てみると基軸通貨ごとに購入可能な仮想通貨が表示されます。
このコインの種類は、口座を開設していなくても、デモ画面で確認することができるので便利です。
基本的なコインであるビットコインやイーサリウムを基軸通貨にしてそれぞれの仮想通貨の一覧、価格や値動きなどを調べることができます。
そして便利な機能として、コインの検索機能もありますので、なにか注目しているコインなどがあれば探すことも可能となっています。
BINANCEの取り扱い通貨の銘柄一覧
では、具体的にBINANCE(バイナンス)で2018年2月現在、取引可能な仮想通貨の銘柄をBTC、ETC、BNB、USDTの各基軸通貨ごとに一覧でみていきます。
BINANCEの取り扱い通貨(各基軸通貨) | |||
---|---|---|---|
BTC | ETH | BNB | USDT |
ETH | LTC | LTC | BTC |
TRX | XRP | ADX | LTC |
GTO | TRX | NEO | ETH |
ETC | ETC | XLM | NEO |
XRP | EOS | ICX | BNB |
ICX | NEO | BCC | BCC |
NANO | ADA | VEN | |
RPX | VEN | NANO | |
ADA | XLM | GTO | |
NEO | ICX | LSK | |
DLT | NANO | IOTA | |
PPT | BNB | RPX | |
BNB | OMG | NEBL | |
EOS | LEND | WTC | |
POE | GTO | QSP | |
HSR | NEBL | CND | |
VEN | IOTA | AION | |
OAX | POE | BLZ | |
MTL | BCC | OST | |
LTC | WTC | CMT | |
ENG | GXS | APPC | |
INS | PPT | DLT | |
LSK | LSK | AE | |
XLM | IOST | BTS | |
BCC | CHAT | AMB | |
BLZ | DGD | POWR | |
MOD | XVG | NULS | |
LINK | LINK | RDN | |
BRD | KNC | WAVES | |
IOTA | BLZ | RCN | |
KNC | DNT | VIA | |
IOST | RPX | BAT | |
ADX | QTUM | STEEM | |
WTC | ELF | WABI | |
XVG | ZRX | BRD | |
GXS | VIB | BCPT | |
AST | STRAT | PIVX | |
CND | REQ | TRIG | |
ELF | CND | YOYO | |
ARN | XMR | XZC | |
QTUM | EDO | RLC | |
OMG | ENG | MCO | |
ZEC | KMD | NAV | |
NAV | HSR | ||
FUN | DASH | ||
ZRX | AION | ||
STRAT | QSP | ||
BTS | FUN | ||
DNT | POWR | ||
DGD | ZEC | ||
SUB | SUB | ||
AION | ENJ | ||
TNT | BAT | ||
XMR | ADX | ||
VIBE | BTG | ||
AE | FUEL | ||
NEBL | OST | ||
LEND | SALT | ||
REQ | AE | ||
GAS | BTS | ||
VIB | DLT | ||
QSP | TNB | ||
BTG | BQX | ||
VIA | CMT | ||
EDO | LRC | ||
PIVX | NULS | ||
BCPT | VIBE | ||
APPC | AST | ||
NULS | ARK | ||
BCD | WABI | ||
AMB | AMB | ||
MTH | RDN | ||
CDT | CDT | ||
POWR | GVT | ||
GVT | APPC | ||
CTR | WAVES | ||
TNB | BCD | ||
SALT | SNGLS | ||
TRIG | TNT | ||
CHAT | VIA | ||
WABI | BRD | ||
DASH | MTL | ||
EVX | RLC | ||
MANA | MTH | ||
BQX | STEEM | ||
OST | MOD | ||
XZC | INS | ||
CMT | SNT | ||
WAVES | MANA | ||
YOYO | BCPT | ||
ENJ | CTR | ||
SNT | NAV | ||
RDN | WINGS | ||
STEEM | EVX | ||
MCO | BNT | ||
BAT | ARN | ||
LUN | TRIG | ||
WINGS | OAX | ||
STORJ | MCO | ||
SNM | PIVX | ||
FUEL | LUN | ||
LRC | YOYO | ||
RCN | MDA | ||
SNGLS | RCN | ||
ARK | XZC | ||
KMD | SNM | ||
BNT | STORJ | ||
MDA | ICN | ||
RLC | |||
ICN |
基軸通貨ごとに取り扱い可能な種類は違いますが、おもにビットコイン(BTC)とイーサリウム(ETH)を基軸通貨とした仮想通貨の種類が日本の取引所で扱われている種類とは桁が違いますね。
当然、有名なアルトコインであるリップル(XRP)やライトコイン(LTC)はもちろんのこと、まだ日本の取引所では『ビットフライヤー』でしか取り扱いのない投資家の間で話題となったリスク(通貨単位はLSK)や知名度のほとんどのない通貨までさまざまです。
また、ビットコインとイーサリウム以外のそのほかの基軸通貨としてはバイナンスの独自コイン(バイナンスコイン、通貨単位はBNB)とTether(通貨単位はUSDT)からの購入が可能となっています。
このように取り扱い仮想通貨が豊富である理由は、ICOをした直後でも上場されるバイナンスにて上場されることも多く、将来性を見越したアルトコインをどこの取引所よりも早く入手することも可能となっているのです。
新規上場するアルトコインは人気投票で決まる
以上のように取り扱い数が世界的にみてもトップクラスである理由は、取り扱い通貨を人気投票によって選んでいるということもその要因のひとつであります。
これもまた仮想通貨取引所では珍しくもありかつ魅力的なシステムでもあります。
多くの取引所においての上場は、基本的にその取引所主体で上場銘柄を選定します。
ところが、バイナンスにおいては、上場候補として挙げられた中からユーザーが投票し、その上位の数種類が上場される仕組みとなっています。
組織票も当然あるわけですし、ユーザーの視点から将来どの仮想通貨が上場するかを見極め、注目しておいて上場を待つというのもまた仮想通貨取引を楽しみひとつの方法ではないかと思います。
人気投票はバイナンス(BINANCE)のトップページにて毎月1回の頻度で開催されています。(Community Coin of Monthというイベント)
⇒BINANCEトップページ
このように、ユーザーの需要をくみ取ることで、仮想通貨市場を盛り上げ魅力的にしていく意図をバイナンスには感じることができます。
BINANCE独自のコイン『BNB』
またバイナンスならではの特徴としてはバイナンス自身のコインを発行して、そのコインを実際に取引できる点です。
バイナンスが発行しているコインは、バイナンスコイン(Binance Coin)と呼ばれ、通貨単位はBNBです。
このBNBこそが、バイナンスが独自に発行しているコインになります。
このようなコインは一般的にはトークンと呼ばれることが多いです。
厳密にいうと「トークンとは?」、という定義も必要ですので、ここではトークンのことについて詳しく触れることはしませんが、通常の仮想通貨ではある一定の仕組みに基づいて通貨量が増えていくように事前にプログラム化されている一方で、トークンとはそのコインの発行元が流通量を増減させることが可能であるもののことを指します。
したがって、通常の仮想通貨とはことなり、発行元の信用力、業績や発行増減などの要因によってコインの価値が増減することも考えられます。
バイナンスコインを購入するメリット
では、バイナンスコインを購入するメリットはどのようなことでしょうか。
1つには、バイナスコインはそれ自体コインとしての役割がありますので、将来の値上がりを狙った購入をすることができます。
そして、もちろん他の取引所での上場される可能性もありますので、バイナスの会社としての評価の上昇や知名度の広がりを見据えた投資の選択肢の1つとして考えることができます。
2つ目は、このトークンを用いてバイナンスでの取引をすると取引手数料が安く取引できるという点です。
現在は、バイナンスコインを用いて購入できる仮想通貨も増えましたので、ますます利便性が高まったといえるでしょう。
もしビットコインをすでにお持ちであればまずはバイナスコインに換えてから取引をおこなうというのもひとつの方法です。
ハードフォークコインの付与
最近は、新規仮想通貨公開(ICO)よりも仮想通貨の分裂(いわゆるハードフォーク)に着目している投資家も多くなってきました。
ここではハードフォークに関する説明は割愛しますが、さまざまな理由により仮想通貨の分裂がおこることがあります。
そのとき、分裂した仮想通貨(ハードフォークコイン)を投資家に付与するかどうかの判断は取引所がおこなっています。
バイナンスにおいてはそのハードフォークコインの付与を約束しています。
ビットコインはハードフォークによるハードフォークコインが定期的に派生しているため、バイナンスに預けておくとわずかではありますが増えていくことになります。
これもバイナンスにおける大きな魅力といえます。
仮想通貨の購入方法・買い方・使い方
最後に、BINANCEにてどのように仮想通貨を購入すれば良いのか、購入方法・買い方・使い方について簡単に解説します。
BINANCEでは、以前まで表示されていた日本語の画面が現在はなくなってしまいました。
ただ、取引画面はシンプルな構造です。
そして、登録などする必要なくデモ画面を見ることができますので、ご自身で操作してみるとその簡単さですぐに慣れることができます。
利用を検討されている方は、まずデモ画面にて体験してみると良いかもしれませんね。
⇒BINANCEトップページよりデモ画面へ
それでは取引画面の説明になりますが、バイナンスのトップページの「Exchange」というところのプルダウンメニューを見ると「Basic」と「Advanced」がありますが、今回は「Basic」を選んでみます。
すると、このような画面になります。
次に、画面右側の通貨ペアが表示されている部分から、自分の見たい通貨ペアをクリックするとその通貨ペアの取引画面が出てきます。
画像では、まず基軸通貨としてBTCを選択し、そのあとにETH/BTCを選択しています。
画面下側には実際に注文する場所があります。
指し値注文の「Limit」、成り行き注文の「Market」、そしてストップロスを設定する「Stop-limit」があります。
ここで「数量」「値段」などを指定して注文を行うだけで、簡単に仮想通貨の売買が行えます。
全体として、1画面でスッキリとした見やすい画面表示となっていますので、多くの方が難しく感じることなく利用できると思いますよ。
BINANCE(バイナンス)取り扱い通貨まとめ
今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』の取り扱い通貨について詳しくまとめました!
BINANCE(バイナンス)を利用するメリットは何と言っても、日本の仮想通貨取引所にはないコインを手数料安く売買できるということです。
もちろん、これから仮想通貨取引を始めるという初心者の方は、まず国内の仮想通貨取引所から利用した方がとっつき易いですが、慣れてきたらバイナンスも利用してみるのがオススメです。
口座自体は開設・維持費は無料ですので、事前に開いておくのが良いでしょう。
ただしユーザー数の急増につき、新規登録に制限が設けられていますので、詳細は公式サイトにてチェックしてみてください。
BINANCE口座開設(公式サイト):
https://www.binance.com/